月刊OLN 2020年10月号

みなさんこんにちは。
いかがお過ごしでしょうか?

急に朝晩が寒くなって、寝冷えのせいでお腹痛くなってないですか?
蒸し暑い夏より何倍も過ごしやすくて嬉しいんですけど、今日は何を着るべきか?とちょっと考えちゃう季節です。

今年の夏、ぼくは初めて仕事中も短パンで過ごすこととなり、9月に入ってもその快適さから離れられず、でも中旬頃から肌寒い日が増えてきて、でも長袖を着るほどではなく、とはいえお腹が冷えるのはいやだし、という結果、短パン、半そでシャツ、その下に腹巻、足元はスリッポン、という快適さだけを求めた絶妙な服装が何日が続きました。

今はようやくいつもの麻のズボンに戻ってます。
見た目の季節感も大切だなって改めて思ってます。

ちなみに一番気に入っている腹巻は長野県の「わざわざ」っていうパン屋(というかライフスタイルショップ)さんで買った腹巻です。夏場以外はずっと着用してる気がします。友達に誕生日プレゼントでいただいて、具合がいいのでもう一枚現地で購入したものです。

このまま来年の春まで腹巻の日々は続きます。

たぶんその頃も今と同じような感じでwithコロナなんでしょうね。

ぼくたちの生活を一変させたコロナとの付き合いは長丁場になるんだなって、
最近少しずつ実感してきたところです。

長丁場になるってことは夏が来る前にはもう分かっていたことだけれど、実際には現実を受け入れるって難しいものでした。ちょっと前まで、心の隅っこで「案外、偶然、奇跡的に、自然とおさまっていくかも」なんて希望をのんきに持っていましたが、マスクをする習慣のない国でもマスクをするようになったことを考えると否が応でも現実を思い知らされます。(そういえばデンマークからもマスクの問い合わせが来てビックリしました。)

でも、だからといってただ恐れていても生活ができません。
今のままでは多くの仕事が成立しなくなるし、自粛のストレスで身近な人や自分自身を攻撃対象にしてしまう人が増えてしまいます。

だから「正しく警戒して、暮らしを楽しむ」。
なんとなくもうそういうモードになってる気がします。

そんな訳で10月の告知からまいります。

OLN shop 10月の営業日とワークショップ

10月のオルンショップですが、週末は引き続き第一土曜日と第三土曜日がオープンします。時間は10時から17時です。それと今月からワークショップを再開しようかと思います。

オリジナルで作った小さな手織り機でアクセサリーを作ります。

小さな手織り機ワークショップ
これは今年の2月の写真。

ワークショップの開催について、先にSNSで告知したところご質問があったのでここでFAQです。

Q.予約は必要ですか?
A.今のところ、来たタイミングで大丈夫です。
密にならないように気をつけますが、もともとそんなに混むことはないのでそれほど心配しなくても大丈夫です。
たまに混むことがありますが、ワークショップは換気万全の場所でやろうと思います。

Q.費用は?
A.1500円になります。

Q.作業時間は?
A.人によりますが、30分~1時間くらいです。
1時間って聞くと長そうですけど、実際はすごく集中しちゃうので体感ではもっと短い時間に感じます。ってみなさん言います。
なので忙しい方はやめた方がいいかも知れません。忙しくない時にご検討ください。
それと、年齢的には小学生くらいから高齢者までできます。

そういうわけでよろしくです。

第8回 東京カジュアルキモノ展

10月20、21日と東京で久しぶりの合同展示会に参加します。こちらはバイヤー様向けの展示会です。入場券がないと入れないので興味のある方はご連絡ください。今回から会場が変わってプラザマーム2Fになっていますので来場される方はご注意を。

公式サイトはこちらです。
https://www.tokyocasualkimono.com/

OLNは定番の商品と合わせて、新作の半巾帯や八寸をここで発表させていただきます。もちろん雑貨類もいくつか。
綿素材の半巾は自信作。通年使えて、しかも洗えて。
八寸はdishの新作にとりかかってます。まだ完成してないのでどうなるのか心配です。(笑)

木綿着物で有名な宮崎の「染織こだま」の社長、児玉健作さんのトークセッションなど、別フロアでのイベントも充実しているので関係者の皆様ぜひお越しください!

それとメーカーの皆さんもぜひ会場に視察に来てください。そしてこれから一緒に盛り上げていきましょう。この展示会では「出展者同士で協力し合う」ことが大事な共通理念になっているのもいい点だと思います。

上毛新聞

群馬県の上毛新聞で小さなコラムを書くことになりました。
って発表するとすごいことのようですが、毎年県内の各業界から選出されて60名くらいの方が担当しているそうなので、ぼくの場合はたまたま地場産業である織物業界から順番で(ランダムで?)選んでいただいたんだと思います。

それぞれの仕事や活動の経験をもとに「オピニオン(意見)」を発表するとのことです。

まだ何も書いてないのですが、一応テーマだけは決めています。一言でいえば「自立しようとする小さな事業者にとって役に立つ内容」を書きたいと考えてます。自分たちですら、まだまだ悪戦苦闘の真っ最中なので、何か意見をいうのも荷が重いのですが、今のぼくたちの活動を発表することで何らかのヒントにしてくれる人がいるはずと思い、今回のお話を受けさせていただきました。

実際ぼくも繊維業界のみならず、さまざな立場の人からアドバイスやヒントを頂きながら今までなんとかやってきました。お話しを聞かせて頂いただけで元気をもらうことだってありました。

周りに相談する人がいなくて困っている人や、自分と違う業種からヒントを得たいと思っている人にほんのわずかにでも役に立てるように気合を入れて執筆したいと思います。

押忍。

告知はこんなところで、続いて9月のふりかえりです。

ぎゃらりーFROMまえばし「OLN 楽しむ織物」展

今回はいつもよりも期間も少し短めにしたOLN展でしたが内容は良かったみたいです。ここでの常連さんにもお会いでき、久しぶりのかたにもお会いでき、スタッフの土屋さんにもお会いでき、桐生からのお客さまにもお会いでき。改めてここのギャラリーに集まる人たちに感謝することとなりました。

そして何よりオーナーの高橋さんの明るさと人柄に毎回笑いと勇気をもらっています。

実は今回、設営から週末の簡単レッスン、撤収までしのさんが一人でやりました。スタッフが増えると密になってしまうことを踏まえて、です。なので今回ぼくは高橋さんとお会いしてないのですが、しのさんから高橋さんとのやりとりの報告を聞くと毎回笑ってしまいます。
そして、頑張ろう!って気持ちにさせてくれます。

というわけで高橋さん、これからもふだん着物の普及を目指して頑張りましょうね!(笑)

ことりっぷ

ことりっぷマガジン2020秋号にオルンショップを紹介していただきました。

ことりっぷ2020秋

この号のテーマは「手仕事が生まれる場所へ」。
青森・こぎん刺し、桐生・布もの、富士吉田・リネン、松本・木工、福井・漆器、瀬戸内・台所用品、愛媛・和ろうそく、美濃焼、信楽焼、島根・うつわ、ファクトリーショップ発ファッション小物など、長く愛用したくなる日本のかわいい手仕事の一品をご紹介。という内容。

読めば他のページもどれも面白く、ぼくたちの仕事の価値観と相通ずるものばかり。なので一読者としてもかなり楽しめました。

そういえば今日オルンショップに来てくれた千葉からのご家族は、ことりっぷを読んでぼくたちを知ってくれたようです。
ことりっぷさん、感謝です~!
ちなみにそのご一行は桐生を後にして草津温泉へ向かって行きました。

みんな身を守りながら日々の暮らしを楽しんでいます。

オンラインで読めるOLN shopの記事はこちらです。
https://co-trip.jp/article/485273/

モノクル

桐生出身のカメラマンで武耕平さんという方がいます。
つい最近まで大川美術館で開催されていた「新井淳一展」のポスターで使われている写真も武さんの作品です。
その武さんがカメラマンとして関わっているのがイギリスのライフスタイル雑誌「MONOCLE(モノクル)」です。

monocle

これからの繊維業の在り方として桐生では「フクル」さん、「リップル」さんの取材記事が掲載されています。
そしておまけとして井清の工場内とぼくの手が写ったカットも掲載してもらいました。
ちょっと嬉しいっす。っていうお話でした。

八王子、山梨、足利、桐生、とかいろんな人のつながり。

八王子 山梨 足利 桐生

ぼくたちが八王子に行くと良くしてくれる奥田染工場の奥田さん夫婦が桐生に来ました。

予想よりもけっこうな人数で、個人的に注目している産地、山梨から2名。
お隣の足利から1名。
東京の美大からも2名。
人間関係を大切にして、かつ勉強熱心な奥田さんはいつもこうやっていろんな出会いを作ってくれます。

OLNがお世話になっている坂本呉服店さんは奥田さんが主催したイベントでお会いしたのがきっかけです。

その奥田さんに井清織物を紹介してくれたのは川上さん。
(今は結婚してハットリさんなのかな。)
(ninowのメンバーでもあり、最近立ち上げたブランドSILKKI(シルッキ)でも大活躍)
(SILKKIはこちら https://silkki.shop/)

ぼくらを力強く応援してくれるデンマークのメッテ・ホルムさんを紹介してくれたのも川上さん。

で、川上さんが桐生に惹かれた一番の理由(って言ってた気がする)はテキスタイルデザイナーのセンバタヤ畠山陽子ちゃんの存在。

で、陽子ちゃんが桐生に訪れたきっかけはロンドンのセントマーチン時代に知り合った新井淳一氏。

桐生に移住してきた写真家の石内都さんが桐生を特別な街として意識した理由の一つも晩年の新井淳一氏。

(ちなみにメッテさんは80年代の新井淳一氏の元で学んだこともあるとか。)

いろんな人と人とが有機的につながってぼくたちの身の周りを形作っています。

ぼくたちがこうして出会った人たちに精神的に支えてもらっているように、ぼくも誰かの支えになりたいと思ってます。いつも助けてもらってばかりなので。

そう思っているのはずっと前からですけど、長い間、本当にそれどころじゃなくて口に出せませんでした。しのさんからは「まずは自分のやるべきことに集中して!」とよくたしなめられてます。(笑)

今でもそれどころじゃないのは分かってるんですけど、それでも前に比べたらだいぶマシになってきて。なので最近少しずつ自分の思いをカミングアウトしています。

そしたらそういうお話も来るようになって。
もっとも僕たちはいつも時間に追われて仕事をしている感もあるので、自分たちの本業とのバランスをとれる範囲で、そんな感じで頑張れたらいいのではないかと。はい。

ちなみに

ぼくの父の兄、つまり井清織物2代目代表は新井淳一さんと仲が良かったみたいです。もう一人仲が良かったのが(ぼくが知っている人の中では)撫松庵、新装大橋の大橋英二会長さんらしいです。前にお会いした時、大橋さんは思い出話として「みんなで行ったメキシコ旅行はハチャメチャで面白かったぞ」と教えてくれました。山本寛斎さんたちも一緒だったらしいのですが、それ以上の内容は知りませんでした。

それが今回「新井淳一展」を見てようやく具体的にわかりました。氏の年表の中にこんな記述がありました。
「1970年代前半 東洋レーヨンの臨時社員としてメキシコへ派遣される」

こういうことだったんだ。と納得です。
すごいです。人材へ投資する東レの資金力。
当時の繊維業界の勢いを感じます。

ちなみに井清2代目がそのメキシコ旅行の時に使ってたトランクが残ってたらしいのですが、それはどうもぼくが捨てちゃったみたいです。

おわりに

最後までお読みいただいてありがとうございました。今月は画像の量、少なめで作ったんですけど読むのに支障はないですか?これくらいだとぼくとしても作業時間が少なくて済むので楽ちんでいいなあと思っています。どうでしょうか?

もしご意見がありましたら教えてください。

ポジティブ寄り意見はSNSなどオープンな場からいくらでもどうぞ。嬉しいですし励みになります。

ネガティブ寄りな意見は人目につかないように直接下さい。心のダメージを軽減するために。でもちゃんと参考にして向き合います。

あと、ぼくはリンゴ狩りで収穫したり、直接リンゴ農家さんから買うリンゴが大好きなんですけど、群馬県の沼田あたりでおすすめのリンゴ農家さんがあれば誰か教えてください。この連絡は直接お願いします。(笑)

それでは素敵な10月をお過ごしください!

では。

月刊OLN9月号表紙月刊OLN 2020年9月号

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