月刊OLN 2019年4月号

月刊OLN4月号です。

みなさまおはようございます!
本日は4月6日。4月の第一土曜日ですのでOLN shopやってます。
春っぽいバッグとか、帯とか、新作も少しずつ並んでいます。

ショップに誰もいない時は工場で作業(筬抜き)をしていると思うので
そちらを覗いて、声をかけて下さいね。

今回のブログ記事はこちら。

(3月のふりかえり)
「OLN shop」
「銀座伊東屋 Next Crafts Generation [kanto11]」
「東京カジュアル着物展」
「creema×二子玉ライズ」
「おでかけ群馬」
「群馬県PR動画 私の絹物語」

「4月の予定」

です。
お時間のある方はOLN/井清織物の報告にお付き合いください。

・3月

「OLN shop」

3月の第一土曜日(あれからもう1か月…。いや、まだ1か月しか経ってないんだなあ。はるか遠くの昔に思えます…。)のこと、東京からOLN shopのために車で若いご夫婦がいらしてくれました。
どこかで井清織物の八寸帯を見て、その作り手をネットで調べていくうちに私たちの事を知り、お休みを利用してここまで来ていただいたということでした。

そのお話しを聞いただけで私たち夫婦は正直、目に涙がたまっていました。
花粉症だからではなく、こんなことって本当にあるんだ!という嬉しい驚きです。
自分たちが作っているものが人に求められているという手ごたえ。自分たちの存在が誰かに関心を持たれているという安心感。お取引先だけでなく、一般の方ともこうしてつながれるのはこのOLN shopができたおかげです。

ご自身の持っている着物に合う帯を見つけたいとのことでしたので、
「じゃあ今度は着物を実際に持ってきて合わせましょう」という提案をさせて頂きました。
お二人も出発前に着物を持っていこうかと考えたらしいのですが、
迷惑がかかるのではと遠慮をされたようです。

いえいえ、そんなことはありませんよ!(笑)

むしろそうやって興味を持ってもらえるのは嬉しい限りです。
実際に2回目に来るときに持ってきて帯を選ばれた方もいますから。

もし着物そのものを持って来れなくても、仕立てた時の残りの生地だったり、
色柄がはっきりと分かる画像とかでも参考になります。

また、お会いできる日を楽しみにしております。

「銀座伊東屋 Next Crafts Generation [kanto11]」

3月は展示会、販売会が立て込んでいて
こんなに連続で出張し続けることはかつてなかったのですが、
しかしそこは自営業。
背に腹は代えられぬ時があるのです。
いろんな事情がありますが、すべて全力でやり切れました!

関東11都県の作り手で構成されたグループNext Crafts Generation [kanto11]による銀座伊東屋での一週間。
早朝の設営、期間中の接客、説明、はじめてのワークショップ、最終日の撤収と、 本当に新しい経験だらけでした。

銀座という場所でどれだけ通用するのだろうかと不安の方が多かったのですが
接客するお客様の中には少なからず、織物に興味を持っている方がいらっしゃり、そういう方とは会話も弾み、逆に教えてもらうこともあったりして結構楽しくやれました。

今回の個人的な目玉はワークショップだったのですが、
これまたいろんな事に気付かされました。

はじめは、ただの平織りではつまらないから、
「簡易に紋織りができる」というのをコンセプトに企画しました。

しかし2組目(小学校低学年くらいの)少年が終わった時点であることが分かりました。
ワークショップで簡単に体験するのであれば
「難しい紋織の達成感」よりも「シンプルな平織りに集中する時間」の方が面白い、ということです。
これはそのまま「織る作業の魅力とは何か」に直結していると感じています。

おもちゃの手織り機などで経験したことがある人は分かると思いますが
ヨコ糸が一本ずつ織られていって目の前で織物の面積が増えていく時間経過、
それって単純に面白いものです。

ワークショップに参加してくれた少年は
自分でヨコ糸の色を決めて、何越織るかも自分でデザインし、
黙々と淡々と織りをすすめていきました。
絵とか工作とかが大好きな子なんだなと、想像しながら作業を見守っていたのですが、
途中から見に来たご両親が 「こういう集中する作業は苦手な子だと思っていたから、ちょっとビックリしてます。」と。
それを聞いてぼくもビックリです。

上手く言葉にはできないけれど、「織物、やるじゃん」て感じです。
もうすこし工夫すると、もっと楽しいワークショップになる予感がしています。

「東京カジュアル着物展」

銀座伊東屋のラスト2日間と日程が完全に被ってしまったのが東京カジュアル着物展です。
その2日間は本業である呉服業界の展示会に「OLN/井清織物」として夫婦2人で参加しました。

第5回ということでしたが、ぼくたちは初めてだったので少し緊張しながら始まりました。

先に結果報告をすると、「出て良かった!」です。

昨年末に京都で開かれたのkimono lobbyにいらっしゃっていた小売店の方々や、数年ぶりにお会いできたお取引様なども大勢来場していて、ようやくぼくたちの作っているものを見てもらえることができました。

中には出展者のHPを全部ネットで検索して調べて、
その中で「OLNのブログ、全部読んできました!」という嬉しいこともありました。
その方は宮﨑さんといって5月から「Orange bird」という名前のショップを福島県でオープンするそうです。
OLNの画像を見て商品に興味を持ってもらえ、ブログを読んで「仕入れをしたい」と思って頂いたそうです。すごく嬉しかったです。
少人数でやっている織物業ですから広報・営業のツールとしてブログを活用したいと考えていたので、実際にその効果があったということも素直に嬉しかったです。

ちなみにその時、OLNのブースには木綿着物のトップランナー「染織こだま」の児玉健作さんも来ていて、宮﨑さんはこだまさんのファンとのことでした!
その日着ていた着物もこだまさんから買っていたとのこと。

福島の合津木綿について語る宮崎県の児玉さん。
地元の合津木綿の話を聞く福島県の宮﨑さん。
少しややこしくて可笑しい状況がそこにありました。

「creema×二子玉ライズ」

地元を離れて初めてのクラフトフェアに参加してきました。
初日はちょっと寒くて雹(ひょう)が降ったりしましたが、
なんとか無事に終えることができました。

個人的にお目当てにしていたmichael kanekoとmabanuaのライブがとっても良かったり、
隣接するブースの皆さんが優しくしてもらったり、
いろんな情報交換ができたり、
お隣の方にワークショップについての講義をしてもらったり、
二子玉にアトリエショップがあるオシャレ着物で有名な「梅屋」さんが会場に来てくれたり、
宿泊先の友人と久しぶりに会えたりと
いろんな収穫を得ることができました!

「おでかけ群馬」

群馬県内の観光雑誌「おでかけ群馬」という本の中に桐生の観光ルートの紹介があるのですが、コンポジションさん、プレイレットさん、さらにはわびさびやさんと一緒にオルンショップも紹介して頂いてます。
群馬に来た際には読んでみてくださいね。

「群馬県PR動画 私の絹物語」

撮影は昨年だったかな?
群馬県の特徴で「かかあ天下」というのがあって、昔から群馬の女性は働き者らしいです。
それにちなんで群馬県が作成したPR動画があるのですが、現在公開中です。
染色作家の中野紘子さんといっしょにOLNのしのさんも登場します。
「私の絹物語」というタイトルで以下のどこからでも見られると思います。

県観光物産課フェイスブック、Twitter、広報課Twitter、
群馬県HPのTOPページのスライダー(3月13日~)
→ http://www.pref.gunma.jp/

世界遺産課HPで紹介(3月12日~)
https://worldheritage.pref.gunma.jp/ja/

県公式アプリ「きぬめぐり」でのお知ら配信
https://worldheritage.pref.gunma.jp/kinuisan/app-ja.html

60秒版
https://youtu.be/BPho900A-ns

15秒版
https://youtu.be/vVGljuBgqP0

しのさんの素朴な魅力をお楽しみください。(笑)

「4月の予定」

・4/13.14 creema craft caravan in 飯能
クリーマのクラフトキャラバンに4月も参加します。
ムーミンの世界が近くにあるとのことで、それも楽しみです。

・もしかしたら月末にも地元のイベントに参加するかもしれません。

それでは今月も体に気を付けながら頑張っていきましょう。
ではでは。
(忘れてましたがオープン1周年でした!)

3月のおしらせ

OLN shop店内 春月刊OLN 2019年5月号

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