2018-10-27.28 「creema craft caravan 桐生」あとがき
creema craft caravan 桐生からもう一週間たってしまいました。
前日の搬入や当日の雰囲気を伝えようと、facebookにアップするつもりだったのですが、会場には終日多くのお客さまが見えていたのでそんな余裕はなく、気付いたらもう一週間です。
今回のイベントを通してオルンとして、そしてぼく個人としても、
いろいろと感じることがあったのでバーっとまとめてみました。
その1・接客
ここ数年間は織物を作る作業にできる限り専念していました。
そのために、人付き合いはなるべく減らしていました。
どんな感じだったのかを話すと長くなるので、簡単に説明すると「籠(こも)った」感じです。
するとその結果、いつの間にやら人と話すのが苦手になっていました!
ですので最近は接客することに苦手意識がすごくあって、しのさん(妻)にすべてお任せしてしまっていました。
ところが今回は不思議なことに、見知らぬ方々とのやりとりを楽しみにしている自分がいることになんとなく気付いていました。
(よく考えたらオルンショップのおかげですでに接客してたんですけどね…。)
そして実際に2日間さまざまなお客様と接することで、モノづくりをしているだけでは感じることができなかったであろう楽しさや学びが数多くありました。
その2・広がる輪
以前からの友人、あるいはどこかでオルンのことを知ってくれた人たちが会場に数多く来て頂けて、そういう人たちがオルンの作ったものを喜んでくれたり、応援の言葉をかけてくれたりするので、ここまでやってきたことは間違いではないんだなあと嬉しく実感。
その3・記事
地元の新聞に取り上げてもらった記事や、井清織物のfacebookでOLNの事を知ってくれた方々も多かったです。
あるいは誰かにプレゼントされたのをきっかけにウェブでOLNを調べたという方も。
ありがたいことに、数少ないブログ記事も読んでもらえていることも分かりました。
やっぱり、こうやって文章にして記録に残しておいた方がいいんだなと、改めて実感。
その4・AirPAY
昨年のファッションウィークではクレジットカードが使えない不便さをお客さまに指摘され、その反省からすでにオルンショップではAirPAY(エアペイ)を導入し、操作の練習はバッチリしてきました。
(同時にエアレジというものも導入し一気に進化したこの数か月です。)
実際は意外なほど現金のお客様が多かったのですが、Quicpayという初めて経験するプリペイド系のカードにも難なく対応できたりして、ほんとにエアペイを導入しておいて良かったなと。
そしてエアレジのおかげでお会計時に電卓で計算する必要がなくなり、そこで慌てたり間違ったりする心配がないので落ち着いてできたことが精神的にも非常にプラス。
(会期序盤に麻ふきん3枚お買い上げのお客様に個数の「3」を押し忘れて、
1枚分しか頂かなかったのは勉強代です!涙)
https://airregi.jp/
※エアレジ、エアペイはどちらもリクルート社のサービスです。
興味がある方はこちらから調べてみてください。
タイミングが良ければ端末が無料だったりもします(ぼくもそうでした)。
その5・什器
今回の展示什器はオルンショップで使用しているものを車で持ち込んだものです。
自作したテーブルですが、完成までに数か月かかったお気に入りのテーブルです。(作業自体は数十分でしたが、気に入った脚、木、塗料が見つかるまで結構時間がかったんです。)
これもショップをオープンしたおかげで、商品をきちんと見せるために昨年より成長できてるのでは?と思っています。
じつは前日の設営の時、他の作家さんと比べて什器が大きすぎる気がして、ちょっとやる気を出し過ぎて浮いてないかな?と気になったのだけど、もっと頑張れば良かったって、後から後悔するくらいだったらやり切っちゃおうという結論となり、テーブルを3台フル活用。
当然オルンのブースはぎゅうぎゅうでした。
でも結果的にはそれで良かったんだと思います。
その6・メルハバさん
桐生の仲間でもある「ガラス工房メルハバ」舞子(奥様)ちゃんのリーダーシップにも感謝!
いつも明るく場を盛り上げてくれているのですが、今回は設営が終わった時点で何かに気付いたらしく、観葉植物をみんなで会場に持参しよう!という素晴らしいアイデアを急遽発動!
おかげで酒蔵会場の入り口にも優しい雰囲気がアップ!
そして、舞子ちゃんアイデアに応えた桐生のみんなも素晴らしいです!
https://merhaba.jimdo.com/
こちらメルハバさんのHP
その7・作家さんたち
ぼくは他の作家さんとほとんどしゃべらなかったけど(いつもの感じ)、しのさん(妻)はいろんな方々と交流して世間を広めてきたようで、そういう学びも大切です。
その8・誰のため?
今回のクリーマ開催は桐生商工会議所の清水さんという若きガッツマンの尽力のおかげです。
しかし、いつもの桐生ファッションウィークとは違う挑戦をしたので色んな苦労もあったようです。
そして、清水さんとの会話の中でぼくも気づかされることがありました。
桐生は昔から個人事業主、特に製造業が非常に多い土地で、
仕事で知り合う方の中でも「作る側」の方によくお会いします。
そのせいか自分も含めて「お客様(買う側)」の目線でものごとを考える習慣が欠けているようです。
でも、ぼくたちがこの先も製造業として続けていくには、
ぼくたちが作ったものを購入してくれる方のことを第一優先して考えなければいけないんだろうな、と。
世間ではそれが常識なのだろうけど、個人的にはそのことをちゃんと理解できていないな、と気付きました。
その9・コルミオのお弁当
コルミオさんのお弁当ってなぜか見た目のボリュームよりも食べごたえがあって、うまく言えないけど、「確かな」感じがして、気持ちがいい。
店内でリップルさんのくつしたを買おうと思ったらお金が足りない、という恥ずかしい思い出もできました。
次の日、またお弁当を買いに行ったときにちゃんと払いました。
でもお弁当は12時半ころには売り切れ(!)。
食べられなかったのは残念だけど、こういうお店が繁盛してるのって気持ちいいなあ、とも。
https://www.facebook.com/kanayamacafe/
こちらコルミオさんのFacebookページ
その10・OLN
ぼくたちのお仕事という点ではネックウォーマーってほんとにいい商品だな!と自画自賛。
始めての方も年齢性別問わずに気に入っていただけて、嬉しさと達成感です。
OLN housewaresという生活雑貨はのシリーズはどのアイテムは見事なまでにどれも平均的に人気のようです。というか、お客様によって実にバラバラで、昨年頑張ってアイテムの幅を増やして本当に良かったです。
(ちなみにこれは僕も参加している勉強会の講師・金谷さんの(厳しい)授業の成果でもあります。)
個人的にはベレークッションが初めて一日で3点売れたことが結構嬉しかったなあ。
もともと自信作で、愛着もあるけど、見た目、使いやすさ、座り心地、どれも自信をもっておススメできます。
そういうものが買ってくれた人の家や日々の暮らしで役に立つと想像できるのはほんとに嬉しいです。
その11・わびさびや
11月の後半にはわびさびやさんでのOLN展が始まります。
(OLN 2018 AW Collection 11月28日~12月9日)
そのDMを、オルンのブースに立ち寄ってくれた皆さんに配るのも今回の大きな目的でした。
そしてやはり実感しました。皆さん、わびさびやさんが大好きなんですね!
オルンの活動もわびさびやさんがOLN展を開催してくれたおかげで今があります。
引き続き、わびさびやさんと一緒にオルンもご愛顧宜しくお願いいたします!
http://www.wabisabiya.jp/
わびさびやさんのHPはこちら
思い出すままに書き連ねてみただけで結構いろんなことを感じることができた2日間だったのだな、と。
最後に会場にお越しの数多くのお客様、そして開催に尽力してくださった全ての関係者の皆様、
参加した作家の皆様、本当にありがとうございました!
そして二人の子供も今回は協力ありがとう。
長男はひたすらスプラトゥーン!
妹は会場に来て隣の作家さんの娘と遊んだり、
おばあちゃんの体操教室に一緒に通ったり、お留守番、ごくろうさまでした!
それと最後に、その12・ブログ
書くのに結構時間かかっちゃってます。
もっと効率よくかけるように、筆まめ(ブログまめ?)を目指します。
最後までお付き合いくださいましてありがとうございました!
では。